2018

今週のお題「2018年の抱負」

 

新年の始まり。

ずっとやってみたかったブログを始めた。昨年末、失恋ソングを夜通し聴いて悲しみに明け暮れていたわたしの心も、年が明けて今、やっと少しずつ晴れてきた。

 

「俺のこと、好きじゃないでしょ?」

 

好きな人に最後に言われた一言だった。

 

曖昧な関係が暫く続いていたわたしたち。彼なりにきっとたくさん考えてくれたのだと思う。だけど彼から外に吐き出される言葉たちは、自分を好いてくれている人に対する優しさみたいなものは、これっぽっちも感じられなかった。それがとてもショックだった。俺だったら好きな人にこういうことをしてあげたいと思う。俺だったら好きな人にそういうことは言わない。俺だったら、俺だったら、、、わたしは心の中で叫んだ。

 

「お前の頭の中はお花畑か!!!」

 

彼が彼の人生の中でなにを経験してきたのかなんてわたしには知る由もないけれど、果たして彼は自分以外の人も自分と同じように、若しくはそれ以上にたくさんのことを経験してきた1人の人間であるということを理解していないのだろうか。

 

彼と時間を過ごすことで、あぁ、きっと合わないんだろうな、と思うことは正直多々あった。彼は強い。強すぎるのだ。わたしよりも年下の彼は、きっとまだ自分の思い通りにいかなかった経験が少ない。どれだけ頑張っても、どれだけ自分が正しいと信じた行動をとっても、まるで空中にばら撒かれた紙ペラみたいにものごとが想定外の方向に進んでいってしまうことは生きていく上で必ずある。そんな時にでも、自分の気持ちに折り合いをつけて、あぁこんなこともあるよな、と思える心の余裕をいかに持っていられるか。受け入れろとまでは言わなくても、いかにそれらの経験を自分の心の糧に出来るか。

 

って偉そうに言ってるけど、わたしはわたしで、結局自分のものさしでしか彼を計ることが出来なかったのだと思う。お互いの譲れないものが、合わなかっただけ。きっとそうだ。

 

だけど間違いなく1つ言えることは、わたしは彼に恋をしていた。どこが?とか、なんで?とか、そんなこと聞かれても分からないぐらい、彼のことが好きだった。大好きだった。だからこそ、わたしはこの気持ちを押し付けないことを選んだ。わたしのこの“好き”の気持ちが、彼にとって嫌なものにならないように、大切に守ることを選んだ。考える時間が欲しいと言った彼が、ちゃんと冷静な判断を下せるように。彼の人生の、邪魔をしないように。

 

まあ、結果は冒頭の通り。

わたしはとても悔やんだし、涙がとまらなかった。感情なんてものは、所詮受取手がどう感じるか。受取手である彼がそう感じてしまったのなら、それはもう仕方のないことだ。と、最初は思った。

 

だけど。わたしがどういう気持ちでとった行動であるか、受取手に伝わらなければそれは結局、「なんの意味もない」。感情?気持ち?行動?全部全部、伝わらなければ意味がないのだ。やっぱり大事なのは、言葉だ。しっかり相手の目を見て、自分の気持ちを乗せて。だけど言葉は自分の考えだけが伝わればいいってものじゃない。相手の気持ちを汲んで。出来るだけ、優しく、温かみのある言葉を選んで。

 

伝えた。これでやっと、きっと彼にも伝わったはずだ。もう思い残すことはない。だけどこれからも彼のことはきっと好きだ。まだまだ思い出にするには時間が必要だし、聴くたびに胸が詰まりそうな思い出の曲もたくさんある。だけど、わたしは伝えたのだ。どうしても届いて欲しかった気持ちを、届いて欲しかった人に。

 

2018年の抱負は、優しく、温かみのある言葉を、選び、そして伝える。 きっと人生は選択の連続だから。

 

大丈夫、大丈夫。

きっと2018年は、明るい。